花梨・線香入れ
花梨材をベースに、接合部が壊れにくい様に紫檀のチキリで補強、かつ上下で挟みこむ。
中は桐材の内ヅメで、筒の開け閉めがスムーズ(密閉性を考えてカタメ)。
稜線は几帳面を取り、丸みをつけてあるので手に角張らない。
色違いの面白さと、昔ながらの組み紐を用い、緒締めで締めるという、いたってシンプルなつくり。(正味の伊賀の組み紐故の締り具合)
一族の先祖供養に、一家の心のより所、ご仏壇の御前に、家の道具としてあっておかしくない物。
他に、大小、型変わり、紫檀等ございます、順次アップします。
開け方
写真の様に蓋と実に、握りわけて親指でもう一方の親指の付け根を押しながらあける。
もちろん、その前に丸い玉を紐の結び目まで下げておく事。
この開け方を憶えておくと、たいがいの筒物は無難に開けられます。
開けたところ
中の内ヅメも補強のチキリが入っている。
取扱い注意
是と言って特に無し。
仕様
材料ー花梨・紫檀・桐・組み紐
塗装ーウレタン(シーリング剤として使用)・漆(拭き漆)