紫檀・ボールペン(基本型)


特長
昨今、使い捨ての物ばかり。
メタルのボールペンは丈夫でコンパクトで良いですが。
金具を使うと,自ずとスタイルが決まってしまうようにおもいます。金具で縛られるのはカナワンし長く使えば指先も痛くなります。
ドクターグリップのゴムは本当に書き易いし実用では是以上の物はないと思いますが、何か異質感がまとわり付きます。
その点、木材は何かにつけて優しいかと思います。
小学生の時、鉛筆を切り刻んだ(ハンドメイドした)憶えのある人は、童心にかえって再度挑戦のチャンスです。今回は遣り甲斐がありますよ。
以下はボールペンにかこつけて、場違いと思いましたが勢いで書いた物、一つの持論が入ってます、関心のある人は読んでみて何か感じたらご返事ください。
昔、ショーン・コネリーがテレビのコマーシャルで言ってましたね「時は流れない、ただ積み重なるのみ」と、小生は、何とうまい言い回しかと、いたく感動しました。
これを聞いて工芸に関わる物として思うのですが、この積み重なった物を文化とした場合、なにを媒体として、またどのように理解して伝えていくのかを考えないと、今の日本の文化や日本人らしさが伝わらないのではないかと、重ねて見えました。
そしてかねてからのもどかしさの一つの解答のヒントを得たと同時に、やるべき道が見えてきたような気がしました。
小生に言わせると、偏った極論か知れませんが”物は”「物にまつわる文化」、つまり道具・物を用いて、使って、日々の些細な事から重大な事に関わり、そして役割を担って日本人を日本人たらしめてきたのは「物」なのだという認識をもっていました。それに時間軸の存在を織り込むきっかけを与えてくれたようなきがします。
それを具象化するのに、身近に何かいい対象がないかと思い、考えた内の一つがこの「ボールペン」です。
グリップの素材が桐・肥松・柘植・屋久杉とあり。
天然材で使い込めばそれなりの味の出る物、柔らかい感触で書きやすい物,三千年の命の重みと香りを感じさせる物、意匠を刻める物等、将来の楽しみが多く、世界に唯一、自分だけの物に育てる事が出来ます。
又それは形見として(生きた証を)親から子、子から孫へと伝える心をも育てる物になるとおもいます。
昔から物を粗末に扱うと、もったいない罰が当たるよと戒められてきました、それは物に宿る生命を大事に思う事により無駄な殺生や浪費を防ぐ意味もあったとおもいます。そして込められた思い入れを永く伝える方法だったのかもしれません。
今、物を通して(またまた大げさな話になってきました)くたびれてきましたもうやめます。

*まだ余裕がないので応じられませんが、お客様の身の回りの物で、思いでのある、捨てるに忍びない、材料として使える「木」があれば、グリップに姿を変えてやる事により、新しく生まれ変り、なお且つ関係者の想いでをもこのボールペンに託す事が出来るかと思います。


紫檀・ボールペン(グリップは桐)
  














紫檀・ボールペン(グリップは肥松)



紫檀・ボールペン(グリップは柘植)
  













紫檀・ボールペン(グリップは屋久杉)
 












分解した所


彫りかけ



取扱い注意
芯は同封の替え芯(有名メーカーの物)と同じ物を、文具店等でお求めください。
是と言ってないですが、手作りですので芯とネジの距離が数ミリの単位で空いたり、つかえたりする事があります、芯を詰めるか、かませ物を入れるかで調節してください。
グリップが桐の物は、使っているうちに皮脂等でよごれますが、愛着の積み重なった物と解釈していただければ幸いです。

仕様
材料ー柄・先端は紫檀、グリップは桐、肥松、柘植、屋久杉
塗装ーウレタン(シーリング材として使用)・漆(グリップは木地のまま)

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